日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
シュミット(Adolf Friedrich Karl Schmidt)
しゅみっと
Adolf Friedrich Karl Schmidt
(1860―1944)
ドイツの地球物理学者。1884年からゴーダの高等学校の教師を務めながら地磁気を研究した。1902年からポツダム観測所の地磁気部長、1906年同所長となり、1904年からはベルリン大学教授も兼ねた。地磁気ポテンシャルの球関数展開、地磁気擾乱(じょうらん)の観測およびその統計的研究に関し多数の論文がある。1915年シュミット式磁力計を考案。取扱いが容易で性能が安定していることから、野外観測などで広く用いられた。
[吉井敏尅]
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