シュバイツァー(英語表記)Schweitzer, Albert

精選版 日本国語大辞典 「シュバイツァー」の意味・読み・例文・類語

シュバイツァー

(Albert Schweitzer アルベルト━) ドイツの神学者哲学者、音楽家、医師、社会事業家。アルザスの生まれ。赤道アフリカフランス領コンゴ(現ガボン共和国)のランバレネに病院を建設、住民救済に尽力して「密林聖者」といわれた。生命への畏敬倫理の出発点とし、「イエス伝研究史」「水と原生林のはざまで」「文化と倫理」「バッハ」などの著書を著わす一方、核実験禁止を唱え、平和のためにも努めた。一九五二年ノーベル平和賞受賞。(一八七五‐一九六五

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デジタル大辞泉 「シュバイツァー」の意味・読み・例文・類語

シュバイツァー(Albert Schweitzer)

[1875~1965]フランス神学者・哲学者・医師。ドイツ領だったアルザスの生まれ。1913年に仏領コンゴ(現ガボン共和国)のランバレネに渡り、医療伝道に献身。バッハ研究家・オルガン奏者としても有名。1952年、ノーベル平和賞受賞。シュワイツァー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュバイツァー」の意味・わかりやすい解説

シュバイツァー
Schweitzer, Albert

[生]1875.1.14. アルザス,カイゼルスベルク
[没]1965.9.4. ガボン,ランバレネ
フランスのプロテスタント神学者,音楽家,哲学者,医師。ストラスブール大学で神学と哲学を修め,かたわら音楽,ことにバッハの研究に従い,キリストについての見解,パウロの神秘主義の研究,また独自の生命観を唱え,それぞれ注目を浴びた。バッハの解釈,演奏についても早くから認められ,そのオルガン製作についての意見は国際基準とされた。布教活動を目的に 1905年から医学を学んで 13年に医師となり,フランス領の赤道アフリカ (現在のガボン共和国) に渡って,ランバレネで現地人への伝道と医療に奉仕した。 52年ノーベル平和賞を受けた。主著に『文化哲学』 Kulturphilosophieがある。

シュバイツァー
Schweitzer, Johann Baptist von

[生]1833.7.12. フランクフルトアムマイン
[没]1875.7.28. ベルン,ブリエンツ湖畔ギースバハ
ドイツの労働運動指導者,政治家,劇作家。 1862年以後 F.ラサールの跡を継いで全ドイツ労働者協会会長 (1864~71) ,65年同協会機関紙『社会民主主義』 Der Sozialdemokratを発刊した。北ドイツ連邦議会議員。プロシアを中心に勢力を保ち,ビスマルク政策を支持し,A.ベーベルや K.リープクネヒトと衝突した。

シュバイツァー
Schweitzer, Pierre-Paul

[生]1912.5.29. ストラスブール
[没]1994.1.2. パリ
フランスの国際金融論専門家。 A.シュバイツァーの甥。ストラスブール大学,パリ大学卒業。 1936年大蔵省に入り,47年国際通貨基金 IMFのフランス代表。 60年フランス国立銀行副総裁となり,同国のインフレ経済再建に尽した功績は高く評価された。 63年 IMF専務理事。 71年のドル・ショック後,各国の通貨調整に失敗,73年 IMF専務理事を辞任,民間銀行役員に就任。

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旺文社世界史事典 三訂版 「シュバイツァー」の解説

シュバイツァー
Albert Schweitzer

1875〜1965
アルザス出身のドイツ系の神学者・哲学者・医者・音楽家
ドイツ・フランスの対立の中で人類への直接奉仕を志し,1913年アフリカ赤道直下のランバレネ(現ガボン共和国)におもむき,原住民のための医療・伝道に従事した。バッハ研究家・パイプ−オルガニストとしても著名。1952年度ノーベル平和賞を受賞。

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百科事典マイペディア 「シュバイツァー」の意味・わかりやすい解説

シュバイツァー

シュワイツァー

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367日誕生日大事典 「シュバイツァー」の解説

シュバイツァー

生年月日:1912年5月29日
フランスの金融専門家
1994年没

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュバイツァー」の意味・わかりやすい解説

シュバイツァー
しゅばいつぁー

シュワイツァー

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