ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュテファン」の意味・わかりやすい解説
シュテファン
Stephan, Horst
[没]1954.1.9. ライプチヒ
ドイツのルター派神学者。ライプチヒ大学講師 (1906) ,マールブルク大学講師 (07) ,同大学助教授 (14) ,同組織神学教授 (19) ,以後ハレ大学 (22) ,ライプチヒ大学教授 (26) を歴任した。"Zeitschrift der Theologie und Kirche"誌の編集者 (20) 。"Die Religion in Geschichte und Gegenwart" (RGG)第2版の組織神学部門の編集担当者。主著"Geschichte der evangelischen Theologie seit dem deutschen Idealismus" (30) 。ほかに"Herder in Bückeburg" (05) ,"Luther in den Wandlungen seiner Kirche" (07) ,"Kirchengeschichte der Neuzeit" (09) ,"Glaubenslehre" (20) などがある。
シュテファン
Stefan, Josef
[没]1893.1.7. ウィーン
オーストリアの物理学者。ウィーン大学に学び,同大学教授 (1863) ,同大学物理研究所所長 (66) 。高温物体の冷却について測定を行い,黒体からの放射は絶対温度の4乗に比例することを見出した (79) 。のちに L.ボルツマンがこの法則を熱力学理論に基づいて導いた (84) ので,シュテファン=ボルツマンの法則と呼ばれている。ほかに電気,気体分子運動論,流体力学の研究も知られている。
シュテファン
Stephan, Martin
[没]1846
アメリカのミズーリ・ルーテル教会の創始者。貧しい家庭に育ち,10代で機械工として働く。ブレスラウで敬虔主義者たちから宗教的感化を受け,ギムナジウムに学び,ハレ,ライプチヒ両大学を経てドレスデンで牧師となる (1810) 。 1839年約 700名の支持者とともにアメリカへ移住。ミズーリ州セントルイス市に定住。ミズーリ・ルーテル教会の初代主教。
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