シャベル

精選版 日本国語大辞典 「シャベル」の意味・読み・例文・類語

シャベル

〘名〙 (shovel)⸨ショベル⸩ 土、砂などをすくったり、穴を掘ったりするための金属製の道具
※洋兵明鑑(1869か)〈福沢諭吉小幡篤次郎・小幡甚三郎訳〉五「各『ショヱル』(鍬類)の『ピッキ・アックス』及び土籠等を負載せしむ可し」
※土(1910)〈長塚節〉二「冷たいシヤベルの柄を執って」
[語誌]様々な語形が見られるが、大別すると原音の綴字読みの「ショ…」形がまず現われ、その後、原音形の「シャ…」形が現われたと言える。

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改訂新版 世界大百科事典 「シャベル」の意味・わかりやすい解説

シャベル

人力土砂などを掘削するのに用いられる土工用具。正しくはショベルshovel。刃先形状によって丸形,角形などの種類がある。スコップscoopとも呼ばれるが,本来,スコップは刃先が平らで,シャベルより深みがあり,石炭鉱石などをすくうのに用いられるものをいう。なお,動力を利用して土砂の掘削を行う機械パワーショベルと呼ばれる。
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百科事典マイペディア 「シャベル」の意味・わかりやすい解説

シャベル

ショベル

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャベル」の意味・わかりやすい解説

シャベル
しゃべる

ショベル

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世界大百科事典(旧版)内のシャベルの言及

【園芸】より

…両側に鋸歯があり,木の根も切れる高級品もある。(f)シャベル 畑を起こし土の移動に不可欠で,くわ,すきがなくてもこれだけは用意したい。刃先を傷めぬように使用後は釘に掛けておくこと。…

【すき(鋤)】より

…柄と刃床との関係はさまざまで,柄の下端の同じ木部を幅広い板状に加工したもの,石や木製などの板状の刃を柄に結びつけたもの,鉄製の刃床の上端中央に円筒形のさし込み穴があり,そこに柄を装着したものなどがある。最初のタイプは掘棒に最も近い鋤であり,スコップ(シャベル)は最後のタイプに属する。刃床が幅広になっているのは掘りおこす土の量を大にするためであると同時に,刃床の肩に足をかけて力を加え,鋤を土中に押し込むのを容易にするためである。…

【パワーショベル】より

…硬土盤や軟岩に対してもっとも強力な掘削力を有する建設機械であり,主として,機械台を設置した地面より高い地山の切取り作業に用いられる。日本では通常,人力で掘削する手持ちの掘削道具はシャベルと呼び,パワーショベルをパワーシャベルということも多い。1837年,アメリカで蒸気機関を取り付け,約180度旋回できるものを製作したのが最初といわれ,その後,キャタピラ式走行機構が採用され,掘削機構も360度旋回できる構造のパワーショベルが出現した。…

※「シャベル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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