日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャフツベリ伯(7世)」の意味・わかりやすい解説 シャフツベリ伯(7世)しゃふつべりはく7th Earl of Shaftesbury, Anthony Ashley Cooper(1801―1885) イギリスの政治家、キリスト教的社会運動家。オックスフォード大学を卒業し、アシュリー卿(きょう)として1826~1851年下院議員。トーリー党(後の保守党)に属し、精神病患者の保護に努め、1842年の炭坑夫保護法、1847年の10時間労働法など、産業革命後の労働者保護立法に貢献し、「労働者、貧民の友」といわれた。1851年父の死によって伯爵を継ぎ、上院に転じ、以後も救貧学校設立や福音(ふくいん)運動に活躍した。[白井 厚][参照項目] | トーリー党 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例