シャトー(英語表記)château(フランス)

飲み物がわかる辞典 「シャトー」の解説

シャトー【château(フランス)】


➀フランス料理で、野菜の切り方の一つ。じゃがいも、にんじんなどを細長く切り、面取りして樽(たる)型に整形する。
➁フランスのボルドー地方で、ぶどう園と醸造設備を持ち、ぶどう作りからワイン作りまでを一貫して行っているワインの醸造所。「シャトーマルゴー」のように、シャトー名がワインの銘柄であることも多い。特にフランスボルドー地方でいう。

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精選版 日本国語大辞典 「シャトー」の意味・読み・例文・類語

シャトー

〘名〙 (château)
① 城のこと。また、大邸宅
弔花(1935)〈豊田三郎〉「シャトオのやうな邸宅」
② フランスで、ブドウ栽培からワインの醸造・瓶詰めまで行なうブドウ園。

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デジタル大辞泉 「シャトー」の意味・読み・例文・類語

シャトー(〈フランス〉château)

城。宮殿。また、やかた。大邸宅。
フランスで、ワインを醸造・貯蔵する建物のあるブドウ園。もと、ボルドー地方で、荘園の所有するブドウ畑をいったもの。
[類語]とりで城郭出城

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世界大百科事典 第2版 「シャトー」の意味・わかりやすい解説

シャトー【château】

フランス語で城を意味する言葉であるが,中世の実戦向きの防御施設を備えた城砦château fortが15~16世紀に発展して居住性の高い宮殿的性格をもつ城館château de plaisanceになったものを一般にこう呼ぶ。フランスのロアール川流域には,城砦のタイプと城館のタイプがともに見られる。フランス以外の諸国の貴族の邸館一般に対しても,シャトーという呼称が用いられる場合もある。【鈴木 博之】

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「シャトー」の解説

シャトー

シャトーブリアン」の略。⇒シャトーブリアン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャトー」の意味・わかりやすい解説

シャトー

城館」のページをご覧ください。

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