シャオコワン(韶関)特別市(読み)シャオコワン(英語表記)Shaoguan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シャオコワン(韶関)〔特別市〕
シャオコワン
Shaoguan

中国華南地方,コワントン (広東) 省北部の山間盆地にある市。チュー (珠) 江水系のペイ (北) 江の源流であるウー (武) 水とチェン水の合流点にある。省轄市で3つの市区とチュイチヤン (曲江) 県など7県,1自治県から成る。秦代からチャン (長) 江流域とチュー江流域を結ぶ交通の要地として開けた。市域の大部分はトンナン (東南) 丘陵に属する丘陵と山地で南部にペイ江の沖積平野がある。地下資源が豊富で石炭,鉄などの埋蔵量も多く,1958年に建設された鉄鋼コンビナートを中心に,機械,電機,化学などの工業が盛ん。南部の平野では水稲の二期作が行われ,サトウキビ栽培も盛ん。丘陵地ではタバコ,アサが栽培される。市内に風采楼,郊外に南華禅寺などがあり,チュイチヤン県には獅子岩の名勝がある。人口 284万 557,うち市区人口 44万 4716 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android