ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シマアジ」の意味・わかりやすい解説
シマアジ
Anas querquedula; garganey
シマアジ
Pseudocaranx dentex
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側線上にぜんごのあるスズキ目アジ科の海産魚。青い背部,銀白色の腹部,そして体側に鮮やかな金色の1縦帯。これからシマアジの名があり,英名もstriped jack。細長い小判形だが体高がやや高く,ヒラアジ(熊本,福岡)ともいう。ただし,これはカイワリとの混称。若魚は黄色い横縞が体側に見られる。小さいものをコセ(和歌山),コセアジ(高知)という。全長1mに達するが,特大魚は東京でオオカミと呼ばれあまり喜ばれない。市場価値の高いのは30~40cm,300~400gのもの。岩手県でも漁獲記録があるが,暖海性でおもに本州中部以南に分布し,伊豆七島,とくに八丈島周辺で多獲される。砂地や岩礁の周辺にすむ。うきぶくろで音を出し,ギュウギュウ(静岡)の名もある。産卵期は6~7月とされているが,大分水族館で2月に産卵が記録されている。アジ類中もっとも美味とされる高級魚で,夏がしゅん。刺身,すし種,塩焼き,照焼き。昔は地引網でとれたが今はほとんどが釣り。養殖ものも増えてきた。遊漁の対象としても重要。ミナミシマアジと称するニュージーランド産で75cmほどになる近縁種が空輸されている。
執筆者:清水 誠
カモ目カモ科の鳥。ユーラシア大陸の中緯度地方で繁殖し,ヨーロッパ南部,アフリカ北部,アジア南部へ渡って越冬する。アジアのものはシベリア南部で繁殖し,おもに中国で越冬する。日本ではおもに春秋に通過する旅鳥で,秋は9月,春は4月に見られるが,他のカモ類に比べて数が少ない。しかし,北日本ではまれに繁殖するものがいる。主として湖,沼,池,湿地などの淡水域にすむ。全長約38cm,コガモとほぼ同大で,雄は顔から首側面にかけて栗色で,小さな白斑が密に散在し,白い顕著な眉斑がある。胸は黄色と黒色の横縞で,腹は白い。雌は全体に褐色でマガモの雌に似ているが,体がずっと小さく,クリーム色の眉斑がはっきりしている。
執筆者:柳沢 紀夫
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