シノツ(読み)しのつ

日本歴史地名大系 「シノツ」の解説

シノツ
しのつ

漢字表記地名「篠津」のもとになったアイヌ語に由来する地名。河川名として記録されている。当地一帯は近代に入って篠津しのつ村に包含された。仮名表記は「シノツ」(「観国録」「廻浦日記」など)のほか「スノツ」(「蝦夷日誌」二編)がある。玉虫「入北記」によるとツイシカリから「一里半余行キテ西岸シノツブトト云フ枝川」(安政四年六月二九日条)があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android