シナ=チベット語系諸族(読み)シナ=チベットごけいしょぞく(英語表記)Sino-Tibetan peoples

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シナ=チベット語系諸族」の意味・わかりやすい解説

シナ=チベット語系諸族
シナ=チベットごけいしょぞく
Sino-Tibetan peoples

インド=シナ語系諸族とも呼ばれる。中国からネパールチベット,さらにインドシナ半島にかけて分布する,シナ=チベット語族に属する言語を話す諸民族の総称。シナ=タイ諸族とチベット=ビルマ諸族に大別される。シナ=タイ諸族はシナ語を話す漢民族,タイ語群のシャム族チワン (壮) 族などのタイ系諸族,チベット=ビルマ諸族にはチベット語群のチベット人カチン族など,ビルマ=ロロ語群のビルマ人アカ族イ (彝) 族,ボド=ナーガ語群のナーガ族ボド族,チン語系のチン族ルシャイ族などがある。タイ語族を含めずに,シナ語とチベット=ビルマ語族とを合せてシナ=チベット語系諸族とする分類もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android