日本大百科全書(ニッポニカ) 「シトド」の意味・わかりやすい解説 シトドしとど / 鵐 鳥綱スズメ目ホオジロ科ホオジロ属のうちの幾種かに対して古くから一般につけられた地方名であり、日本で普通にみられる種に限られる。シトドあるいはシトトと称する鳥は、日本鳥学会が定めた和名に当てはめてみると、ホオジロ、アオジ、クロジ、カシラダカが該当する。シトドと発音するのは東北地方に多く、そのほかの地方ではシトトが多い。ついでアオジ、クロジ、ノジコなど肉眼での野外識別が困難な個体を総称してアオシトドあるいはアオシトトとよぶ地方があり、ホオジロをアカシトト、クロジをクロシトト、ミヤマホオジロをヤマシトトとよぶ地方もある。[坂根 干] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例