日本大百科全書(ニッポニカ) 「シサク」の意味・わかりやすい解説 シサクしさくSisak クロアチア共和国中央部の都市。サバ川とクパ川の合流地点に位置し、河港がある。人口5万2236(2001)。ローマの支配下で栄えた都市で、ローマ皇帝アウグストゥスはここを軍事基地とした。司教座が441年サロナに移されて以来、町は衰えた。その後セルビア、ハンガリーに支配され、16、17世紀トルコと激戦を繰り返した。1918年までオーストリア・ハンガリー帝国領。製鋼、石油精製、木材加工、化学工業、電気機械工業が盛ん。[漆原和子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例