シェフレラ

デジタル大辞泉 「シェフレラ」の意味・読み・例文・類語

シェフレラ(〈ラテン〉Schefflera)

ウコギ科の常緑低木観葉植物とする。葉は6~11枚の小葉が丸く並ぶ。園芸ではカポックまたはホンコンカポックともよばれるが、本来カポックはパンヤ別名で、葉が似ることから混同したもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェフレラ」の意味・わかりやすい解説

シェフレラ
Schefflera arboricola

ウコギ科シェフレラ属の総称で約 150種から成るが,観葉植物として一般にはヤドリフカノキをさす。台湾や中国南部原産で,高さ3~7mになる常緑低木。掌状複葉が互生し,葉は革質光沢がある。円錐花序をつけ,果実は鮮黄色に色づく。掌状の葉形がパンヤ科のカポック (→パンヤノキ ) に似るため,俗にカポックの名で呼ばれるが,これは誤称である。品種としては,小葉が幅広く葉先が丸い`ホンコン'がよく知られ,黄斑 (きふ) の入る`フイリホンコン'などもある。じょうぶで日陰に強く,比較的乾燥にも耐える。0℃以上あれば越冬する。

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百科事典マイペディア 「シェフレラ」の意味・わかりやすい解説

シェフレラ

熱帯アジア,オーストラリアなどに原産するウコギ科の高木または低木で,約150種がある。九州南部や沖縄にもフカノキが自生するが,園芸的におもに栽培されるのは台湾や中国南部に分布するヤドリフカノキとその園芸品種である。ヤドリフカノキは高さ3〜8m,革質の掌状複葉を互生し,小葉は長楕円形であるが,園芸品種のホンコンカポック(ホンコンとも)に代表されるまるみをおびた小葉をもつものや,斑入り葉品が,鉢植観葉植物として多く出回っている。なお,これらの栽培品は一般に〈カポック〉とよばれることが多いが,パンヤ科のカポックはまったく別もので誤用

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