世界大百科事典 第2版 「ザルツブルク[州]」の意味・わかりやすい解説 ザルツブルク[州]【Salzburg】 オーストリア中部の州。面積7154km2,人口50万8000(1995)。住民の88%がカトリック系。州都はザルツブルク。南西はチロル,南はケルンテン,東はシュタイアーマルク,北東はオーバーエスタライヒ,北西はドイツのバイエルンの諸州に隣接。典型的な山国で,標高400m未満は全面積の0.25%にすぎず,400~800mの地帯も18%弱にとどまる。南にはザルツァハ川上流の縦谷のかなたに氷河帯を成す東アルプスの北尾根ホーエ・タウエルン山脈がそびえ,主峰ウィースバハホルンWiesbachhorn(3564m)を最高に3000m級の山々がつらなる。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報