サービー家(読み)さーびーけ

世界大百科事典(旧版)内のサービー家の言及

【書記】より

…軍事政権の成立以後は,官僚の行政権は大幅に縮小されたものの,文書の作成や国家財政を円滑に運用するためには,書記を用いることが不可欠であり,それらの専門的な知識は代々〈家の学問〉として受け継がれた。ブワイフ朝時代イラクのサービー家やアイユーブ朝(1169‐1250)時代エジプトのマンマーティー家はその代表である。以上のような官僚としてのカーティブ以外に,ワジールに仕えて文書の作成や家産の管理に当たる秘書としてのカーティブも存在した。…

※「サービー家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」