サービスエリア(放送、通信)(読み)さーびすえりあ(英語表記)service area

翻訳|service area

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

サービスエリア(放送、通信)
さーびすえりあ
service area

おもにラジオやテレビの放送が実用的に十分に良好に受信できる範囲の地域をいうが、高度情報通信システムや自動車電話、携帯電話など、通信ネットワークの送受信可能範囲の地域をも意味する。放送の場合は周波数地形によって異なるのはもちろんであるが、そのほか、送信アンテナの地上高や、その地上有効放射電力によって異なってくる。放送局では大、小の中継局を設けて、自局のサービスエリア内の良好な受信の確保に努めている。もともと通信技術上の用語で、良聴区域などともいわれたが、放送局や通信事業者としては、それはそのまま自局・自社の活動範囲を意味することになり、営業上、基本的な指標として用いられている。

後藤和彦

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android