サーク

百科事典マイペディア 「サーク」の意味・わかりやすい解説

サーク

映画監督デンマーク生れ。初めジールクClaus Detlef Sierckの名でドイツ監督となり,1940年代半ば頃から1950年代後半にかけてはハリウッドメロドラマを専門に作品を発表。主な作品に《第九交響楽》(1936年),《世界の涯てに》(1937年),《風と共に散る》(1956年),《悲しみは空の彼方に》(1959年)などがある。E.M.レマルク原作の《愛する時と死する時》(1958年)をJ.L.ゴダールが賞賛したことによりヨーロッパで再評価され,ドラマトゥルギー色彩の使い方などの面でファスビンダーやD.シュミットらに影響を与えた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サーク」の意味・わかりやすい解説

サーク
Sirk, Douglas

[生]1900.4.26. ハンブルク
[没]1987.1.11. スイス
ドイツとアメリカの映画監督,舞台演出家。舞台演出家として成功したのち,ウーファに映画監督として迎えられる。 1939年アメリカに移住。 50年からユニバーサル毎年着実に作品を発表し,メロドラマの巨匠としての地位を確立。主作品『風と共に散る』 Written on the Wind (1956) ,『悲しみは空の彼方に』 Initation of life (59) 。

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