日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 サン・ルイス(ブラジル)さんるいすSão Luís ブラジル北東部、マラニョン州の州都。大西洋に面したサン・マルコス湾とサン・ジョゼ湾との間の島に位置する港湾都市である。人口87万0028(2000)。やし油、米、塩などの輸出港で、近年マラニョン州の鉱山資源や農牧業の開発が進み、その基地として活気を帯びている。ブラジルと日本の合弁によるアマゾン・アルミ会社が近郊にある。1612年フランス人が建設し、今日でも植民地時代の雰囲気を強く感じさせる奴隷市場跡や多数の教会がある。その古い町並みは1997年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例