サン・アンドレアス断層(読み)サンアンドレアスだんそう

百科事典マイペディア 「サン・アンドレアス断層」の意味・わかりやすい解説

サン・アンドレアス断層【サンアンドレアスだんそう】

米国カリフォルニア州にあって海岸とほぼ平行に走る長さ約1400kmの大断層。現在も活動を続け,1906年のサンフランシスコ地震の時に最大7m,1940年の地震の時に最大5mのずれを生じた。地質構造研究によると,第三紀初めから現在までに560kmずれ動いたという。地震を伴わずに断層運動常時進行している部分もある。この断層はプレート境界をなすトランスフォーム断層であることがわかった。
→関連項目世界地溝系断層ミロナイト

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