サンピエトロだいせいどう【サンピエトロ大聖堂】
イタリアの首都ローマ(Comune di Roma)の市街北西部、バチカンの丘の上の南東端に建つカトリック教会の総本山。最初の聖堂は4世紀、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世によって、キリストの十二使徒の一人、聖ペテロの墓所があったところに建てられた。「サンピエトロ大聖堂」という名称は、これに由来するものである。ローマ教皇の宮殿は、ローマ市内のラテラノ宮殿だったが、1377年にサンピエトロ大聖堂がローマ教皇の座所となった。その後、1626年に現在のサンピエトロ大聖堂が完成。この大聖堂は、床面積2万3000m2で、キリスト教の建築物としては世界最大である。聖堂の北隣に、ローマ教皇が住むバチカン宮殿やバチカン美術館などがある。◇「サンピエトロ大寺院」、「聖ペテロ大聖堂」、「セントピーター寺院」などとも呼ばれるが、正式名称は「ヴァティカーノの丘にある聖ペテロのバシリカ」(Basilica di San Pietro in Vaticano)。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報
デジタル大辞泉
「サンピエトロ大聖堂」の意味・読み・例文・類語
サンピエトロ‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【サンピエトロ大聖堂】
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精選版 日本国語大辞典
「サンピエトロ大聖堂」の意味・読み・例文・類語
サンピエトロ‐だいせいどう ‥ダイセイダウ【サンピエトロ大聖堂】
(サンピエトロはSan Pietro) バチカン市国にあるローマ‐カトリック教会の主聖堂。三二六年にコンスタンティヌス帝が献堂したのを起源とし、現在の建物はブラマンテ、ラファエロ、ミケランジェロの設計をもとに一六世紀から一七世紀にかけて建造されたもの。
サンピエトロ寺院。セント‐ピーターズ寺院。
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