サンゴ島(読み)さんごとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンゴ島」の意味・わかりやすい解説

サンゴ島
さんごとう

サンゴ礁からなる島、あるいはサンゴ礁に囲まれた岩島をいう。太平洋の島々には高位島と低位島の2種類のものがあり、高位のものは中央に火山岩や非石灰質の岩島がある。低位のものはサンゴ礁やサンゴ小島からなる。サンゴ小島(州島(しゅうとう))はおもにサンゴの破片有孔虫遺骸(いがい)などで形成され、ビーチロックなどで固められ、しだいに安定し、ヤシが茂り、集落もみられるが、台風ハリケーンなどの暴風波によって洗われることがある。

[豊島吉則]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android