サンギラン初期人類遺跡(読み)サンギランショキジンルイイセキ

デジタル大辞泉 「サンギラン初期人類遺跡」の意味・読み・例文・類語

サンギラン‐しょきじんるいいせき〔‐シヨキジンルイヰセキ〕【サンギラン初期人類遺跡】

Sangiran Early Man Siteインドネシアジャワ島中部にある初期人類遺跡スラカルタソロ)の北約20キロメートルに位置する。1930年代にオランダ人類学者ケーニヒスワルトが、ジャワ原人頭骨、歯、大腿骨などの化石多数発見。古人類学上、非常に重要な遺跡として知られ、1996年に世界遺産文化遺産)に登録された。

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百科事典マイペディア 「サンギラン初期人類遺跡」の意味・わかりやすい解説

サンギラン初期人類遺跡【サンギランしょきじんるいいせき】

インドネシアのジャワ島にある遺跡。19世紀末,ジャワ原人(ピテカントロプス)を発掘した場所で,以来,現在までおよそ100点の人類化石が発見されている。人類化石の宝庫で,世界中で発掘された人類化石の半数を占める考古学上重要な場所である。ジャワ原人の頭蓋骨はサンギラン博物館で見ることができる。1996年世界文化遺産に登録。

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世界遺産詳解 「サンギラン初期人類遺跡」の解説

サンギランしょきじんるいいせき【サンギラン初期人類遺跡】

1996年に登録されたインドネシアの世界遺産(文化遺産)で、ジャワ島東側中部にある。1936年、発掘調査により初期人類ピテカントロプス・エレクトゥス(ジャワ原人)の頭蓋骨や大腿骨、歯などの化石が多数発見された。また、150万年前の住居跡なども発見され、人類の進化を知るうえで最も貴重な遺跡として評価され、世界遺産に登録された。◇英名はSangiran Early Man Site

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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