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「サンガロ[一族]」の意味・わかりやすい解説
サンガロ[一族]【サンガロ】
イタリア・ルネサンス期のフィレンツェの建築家一家。ジュリアーノGiuliano da Sangallo〔1443ころ-1516〕はブルネレスキの建築思想を受けてルネサンスの初期様式を克服,ギリシア式十字プランや集中式プランを研究してサンタ・マリア・デレ・カルチェリ聖堂などを残した。アントニオAntonio da Sangallo〔1455-1534〕はジュリアーノの弟で,十字プランのマドンナ・ディ・ビアジョ聖堂や多くの城塞建築を造った。前2者の甥アントニオ・コリオラニAntonio Coriolani de Sangallo〔1484-1546〕はブラマンテの弟子で,おもにローマで活躍し,サン・ピエトロ大聖堂の造営をラファエロから引き継いだ。ローマのパラッツォ・ファルネーゼの第2層までを完成。城塞建築も手がけた。盛期ルネサンスから初期バロックへの移行を成し遂げ,サンガロ家の中で最も重要な作家である。
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