サルデーニャ[島](読み)サルデーニャ

百科事典マイペディア 「サルデーニャ[島]」の意味・わかりやすい解説

サルデーニャ[島]【サルデーニャ】

イタリア半島西方約300kmにある地中海第2の大島でイタリア共和国の一州。台地性の島で,最高点はマルモラ山(1829m),南西部にはカンピダーノ平野がある。小麦ブドウ,オリーブ,コルク木材,鉛,亜鉛などを産し,牧羊がさかん。1950年代以降,政府の南部開発政策によって農業の近代化,工業化がはかられたが,内陸部からの人口流出が続いている。1960年代半ばから観光開発が進展州都で主要港のカリアリから全島の主要地点に鉄道が通じる。石造建築でヌラーゲと呼ばれる先史時代の遺跡(1997年世界文化遺産に登録)があり。フェニキア,ローマ,イスラム,ジェノア,ピサ,アラゴン王家の侵入・支配を経て1720年サルデーニャ王国が成立。1861年イタリアに統一される。総面積2万4090km2。163万9362人(2011)。
→関連項目イタリア

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