サルッパカマ(読み)さるっぱかま

世界大百科事典(旧版)内のサルッパカマの言及

【仕事着】より

…袖の構造は非常に機能的で,袖下に三角あるいは長三角形の襠(まち)が挿入されていた。下半衣は男子はモモヒキ,タチツケ,サルッパカマを着用した。女性も水田作業には男子同様の下半衣を用いている。…

【裁付】より

…その後,地方農山村にも広がり,日本全域に普及したが,とくに東北地方,新潟,富山,長野に多く見られた。名称も東北ではタッツケ,スネコタヅギ,マツカタヅギ,スネコデタチ,サルッパカマ,サルモモヒキと呼ばれていた。現在も福島県の会津地方ではサルッパカマと呼び,中年以上の男性の農作業着として着用されている。…

※「サルッパカマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」