サボイア[家](読み)サボイア

百科事典マイペディア 「サボイア[家]」の意味・わかりやすい解説

サボイア[家]【サボイア】

イタリアの王家始祖はウンベルト1世Umbrto I〔970?-1056〕。初め南仏サボア地方を領し,その後北イタリアのピエモンテ,ニースに進出。15世紀アメデオ8世は初めてサボイア公を称し,1720年ビットリオ・アメデオ2世Vittorio Amadeo IIがサルデーニャ王国樹立,初代国王となる。以後イタリア統一運動(リソルジメント)の中心となり,1861年イタリア王国成立と同時にビットリオ・エマヌエレ2世が王位についた。1946年ビットリオ・エマヌエレ3世が退位し共和制が成立するとその子ウンベルト2世ら一族は国外に追放された。
→関連項目グアリーニサボアデュファイバレ・ダオスタ[州]ピエモンテ[州]

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