精選版 日本国語大辞典 「サバール」の意味・読み・例文・類語
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ヤシ科の高木または低木。幹は一本で円柱状をなし,外側は枯葉の葉鞘(ようしよう)で包まれている。葉は地際より出て,幹のないもの,あるいは幹ははって直立しないものもある。葉は掌状深裂,葉身は斜扇形あるいは基部はくさび形,径1~3m。裂片は,多数,線形あるいは先端は再度2裂し,内向すり合せ状。葉柄は長さ1.5~2mで,両側に稜はあるが,とげはない。葉腋(ようえき)に生ずる肉穂花序は両性,分岐が多く,花は穂状につき雌雄同株。果実は核果で液果状,中に1個の種子を有し,やや基部に宿存する花柱がある。種子は多少扁球形,胚乳は全縁で硬い。北アメリカ(西部,南部),中央アメリカ,西インド諸島に22種を産する。耐寒性のある種が多く,温暖地で観賞用に多く植栽される。葉は屋根ふき用や編物(バスケットその他)とし,新芽は野菜となる。茎で刷毛をつくり,果実は食用にし,花は良質の蜜源となる。また大きな幹は耐水力があるので,杭材とするほか輪切りにしてテーブルをつくる。
執筆者:初島 住彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ここにθは,OPとO点における電流Iとのつくる角である。1820年にフランスのJ.B.ビオとF.サバールによって与えられた。実際には電流は連続したものであるから,P点における磁場の強さは,電流素片によって生ずる磁場dHを電流の道筋に沿って素片の位置について積分して与えられる。…
※「サバール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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