サスカチュワン州(読み)サスカチュワン(英語表記)Saskatchewan

翻訳|Saskatchewan

デジタル大辞泉 「サスカチュワン州」の意味・読み・例文・類語

サスカチュワン(Saskatchewan)

カナダ中南部の州。州都リジャイナ。小麦の大産地。州内をサスカチュワン川が東流する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サスカチュワン州」の意味・わかりやすい解説

サスカチュワン〔州〕
サスカチュワン
Saskatchewan

カナダ中部の州。東はマニトバ州,西はアルバータ州,北はノースウェスト准州,南はアメリカ合衆国に境を接する。州都はリジャイナ。北部は湖沼の多い針葉樹林地帯であるが,南部はいわゆるカナダプレーリー地帯で世界最大の穀物産地として知られる。気候は大陸性で,寒暖の差が激しく,西風が強い。白人の居住は 1774年,毛皮交易を行なっていたハドソン湾会社の S.ハーンがサスカチュワン川下流に居住地を開いたのが最初で,1869年カナダ領となり,1905年州となった。農業が主産業で第2次世界大戦までは全産業の 80%を占めたが,戦後は石油,天然ガス,カリウム,ウラン,硫酸ナトリウムなどの鉱業が急速に発展した。おもな農産物はカナダ第1位を占めるコムギのほかエンバク,オオムギライムギなどの穀類で,西部のロッキー山系斜面ではウマ,ウシ,ヒツジなどの牧畜も行われている。北部の湖沼地帯では漁業,ミンクの飼育などが行われているほか,森と湖に恵まれた美しい風景と釣りなどを対象とする観光,レジャー産業も近年脚光を浴びている。主要都市はリジャイナのほかサスカトゥーン,ムースジョー,プリンスアルバートなど。面積 65万 2330km2人口 98万 8928 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android