サクレクール寺院(読み)サクレクールジイン

デジタル大辞泉 「サクレクール寺院」の意味・読み・例文・類語

サクレクール‐じいん〔‐ジヰン〕【サクレクール寺院】

Basilique du Sacré-Cœur》⇒サクレクール大聖堂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「サクレクール寺院」の解説

サクレクールじいん【サクレクール寺院】

フランスの首都パリ、モンマルトルの丘に建つ、ロマネスク様式ビザンチン様式が融合した白亜教会堂。モスクイスラム寺院)のようなドームを持つ。この寺院はギベール・パリ大司教によって建設が提起され、建築家ポール・アバディ(Paul Abadie)のデザインにより1875年に建設が始まり、40年後の1914年に完成した。1870年の普仏戦争と、その翌年パリコミューンの犠牲者の鎮魂のため計画されたといわれる。礼拝のために一般に開放されたのは、第一次世界大戦後の1919年のことである。エッフェル塔とともにパリ市内を見晴らせる観光名所として、完成直後から注目を集めた。◇「サクレクール寺院」(Basilique du Sacré-Cœur)は、「聖なる心臓」(聖心)を意味する教会で、フランス各地やベルギーのフランス語圏などに多数ある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android