ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイクロン」の意味・わかりやすい解説
サイクロン
cyclone
サイクロン
cyclone
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気体中に含まれる固体微粒子を遠心力によって分離捕集する装置.気体に回転運動を与え,それとともに回転する微粒子の遠心力を利用して分離する装置で,重力の数百倍に及ぶ遠心力がはたらき分離作用をするため,重力沈降に比べて小さな設備で高性能が得られる.接線形と軸流形とがあり,粒子の密度にもよるが,直径10 μm またはそれ以下の粒子の捕そくも可能である.一般に,微細粒子の捕そくにはサイクロンの直径を小さくすればよいが,処理量が減少する.このため,サイクロンを数個並列にしたものや,多段直列型が用いられる.気体中に分散した液滴の捕集や,液体中の固体粒子の分離捕集を行う液体サイクロンもある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…低気圧の単純な定義は気圧分布にもとづくもので,周囲に比べて最も気圧の低いところを中心にして,ほぼ楕円形の等圧線でかこまれた領域をさしている。発達した低気圧ほど,この楕円形の等圧線の数が多い。低気圧は一般的にはあらしの現象をさすもので,人々はあらしの際の風向きの変化,雲や雨の現れ方,気温の変化,気圧の大きな低下などを知った。こうした要素的な事柄は天気図によって総合され,特徴的な三次元構造をもつ数千kmにおよぶ一つの組織として低気圧の概念ができている。…
…ボイラー排ガスなどでは,この洗浄方法で脱硫を行うと同時に集塵も行う。(5)もっと粗い粒子の捕集には,単に沈降室で重力によって粒子を沈降分離する方法,あるいは気流に旋回流を与えて粉塵を遠心作用によって分離するサイクロンなどが用いられる。これらは当然捕集効率は低いが,高温その他広い条件での使用が可能である点に特徴がある。…
※「サイクロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...