ゴール

精選版 日本国語大辞典 「ゴール」の意味・読み・例文・類語

ゴール

〘名〙 (goal)
競走などで着順が決まる最後の地点または線。決勝点。比喩的に、最終の目的の意にも用いる。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一七「蹉躓(さてつ)をせぬやうにして、而して我(わが)ゴウル〔目的〕に達するのが、もと世を渡るの定道じゃアないか」
※競馬(1946)〈織田作之助〉「はやゴール直前で白い息を吐いてゐる先頭の馬に並び」
② サッカー、ホッケーバスケットボール、水球競技などで、ボールがそこに入ると得点になる枠。また、その得点をすること。
※春の城(1952)〈阿川弘之〉二「青塗りの、バスケット・ボールのゴールのボールドが半分見え」
ラグビーで、ゴールキックやドロップキックでボールがクロス‐バーを越え得点すること。
④ 「ゴールイン」の略。

ゴール

(Gaul, Gaule) =ガリア

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デジタル大辞泉 「ゴール」の意味・読み・例文・類語

ゴール(goal)

[名](スル)
競技の決勝線。決勝点。「ゴール直前のデッドヒート」「ゴールに達する」
ラグビー・サッカー・ホッケーなどで、ボールを入れると得点になる枠。また、そこにボールを入れて得点すること。「ペナルティーゴール
努力などの目標点。最終目的。「入学というゴールを目ざしてがんばる」
ゴールイン」の略。「2着でゴールする」
[類語]終点最果て極地

ゴール(Galle)

スリランカ南部の都市。コロンボの南東約120キロメートルに位置し、インド洋に面する。古くから港が開かれ、アラブ人が貿易の拠点を置いた。16世紀末にポルトガルが砦を築き、17世紀半ばにオランダ支配下に置かれ、堅固な城壁に囲まれた城塞都市となった。植民地時代の街並みが残り、1988年に「ゴールの旧市街と要塞」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ガッラ

ゴール(Gaul/〈フランス〉Gaule)

ガリア

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴール」の意味・わかりやすい解説

ゴール
ごーる
Galle

スリランカ南西岸、インド洋に臨む港市。シンハラ語ではガレとよぶ。コロンボの南約100キロメートルに位置する。人口9万0934(2001)。9世紀ごろから港町として栄え、1598年ポルトガルが支配し、1643年にはオランダが奪取して要塞(ようさい)をつくるなど、セイロン島第一の港湾都市であったが、のちコロンボにその地位を譲った。沿岸漁業は南西季節風が卓越する6~8月には風浪のため低調で、付近の漁民は東岸のバティカロア方面に移る。セメント工場があるほか海水浴場など観光資源に富む。コロンボ―マタラ間の鉄道が通じる。旧市街と要塞は1988年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。

[吉野正敏]

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百科事典マイペディア 「ゴール」の意味・わかりやすい解説

ゴール

スリランカ南西端,インド洋岸の港湾都市。ガルとも。茶,ゴム,ヤシ油の輸出港である。16世紀にポルトガル領となり,1640年オランダ領,1802年英領。コロンボ港建設(1885年)後衰退。古い仏教寺院が多く,旧市街と要塞群は1988年世界文化遺産に登録された。9万5000人(2007)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴール」の意味・わかりやすい解説

ゴール
Gall

[生]1840頃.サウスダコタ
[没]1894.12.5. サウスダコタ,オーククリーク
アメリカインディアン,スー族族長。 1876年6月 25日リトルビッグホーンの戦いを指揮し,G.カスター中佐を戦死させたが,81年以降白人と友好を保ち,インディアンの犯罪に関するインディアン監督官裁判所の判事となった。

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