精選版 日本国語大辞典 「ゴールドスミス」の意味・読み・例文・類語
ゴールドスミス
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イギリスの詩人,劇作家,小説家。牧師の子としてアイルランドに生まれ,ダブリンのトリニティ・カレッジに学び,後にエジンバラやオランダのライデンの大学で医学を修め,大陸を転々とし,1756年にロンドンに帰る。以後,下働きの文筆家となり雑誌に寄稿する。エッセイストとしての最もまとまった活動は一連の〈中国人の手紙〉で,後に《世界市民》(1762)として出版される。中国人がヨーロッパの風俗についてコメントを加えるという趣向で,すでにモンテスキューなどによって用いられた方法である。〈黒衣の人〉など特徴ある人物が登場する。
1764年に詩《旅人あるいは社会の展望》を発表,ヨーロッパをさまよう旅人が諸国の特質を叙している。一貫した主題として故郷に対する想いがあるが,これは次の詩《寒村行》(1770)にいたっていっそう明確に示される。そこでは〈なつかしいオーバーン〉に侵入する近代の産業主義を嘆いている。同様な牧歌的特質は小説《ウェークフィールドの牧師》(1766)にもみごとに示されている。64年からはジョンソン博士の文学クラブの一員となり,その人がらは多くの人から愛された。彼の名前をいっそう高くしたのは2編の喜劇,《お人好し》(1768)と《低く出て勝つ》(1773)である。これらはともに当時流行していた道徳的なお涙頂戴の〈感傷喜劇〉に反対の意図をもって書かれ,上演とともに成功をおさめた。しかし王政復古期の喜劇を復活することはできず,18世紀後半らしい温情の喜劇になっている。
執筆者:榎本 太
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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