ゴルノバダフシャン自治州(読み)ゴルノバダフシャン(英語表記)Gorno-Badakhshan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ゴルノバダフシャン〔自治州〕
ゴルノバダフシャン
Gorno-Badakhshan

タジキスタン東部にある自治州。州都ホローグ。パミール高原の大部分を占め,東は中国,南と西はアフガニスタンに接する。コムニズム峰 (7495m) をはじめとする高峰の連なる山岳地帯からなり,山地アムダリアの上流部であるピャンジ川に向かって流下する多くの河川によって深く開析されている。人口は西部の河谷に集中,大部分が農村人口で,灌漑農業を行ない,コムギオオムギ,野菜,果樹などを栽培し,養蚕も盛ん。東部の高原ではヒツジヤクの飼育が行なわれる。ホローグを経て,首都ドゥシャンベとキルギスオシを結ぶハイウェーが通り,重要な交通路となっている。面積6万 3700km2。人口 16万 7100 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android