ゴリアール(読み)ごりあーる

世界大百科事典(旧版)内のゴリアールの言及

【放浪学生】より

…放浪学僧とも呼ばれるが,この訳語は,中世の学生が聖職者身分に属していたことに由来する。その語源は明らかではないが,しばしばペリシテ人ゴリアテGoliathと結びつけられたゴリアルドゥスgoliardus(ゴリアールgoliard)の名で呼ばれることもある。酒色におぼれ,高位聖職者,ときには教皇庁を攻撃するのみならず,聖書や祈禱文をもじった不穏な言葉をまき散らすかどで,トレーブの教会会議(1227)をはじめ,繰返し教会の厳しい非難の対象となった。…

※「ゴリアール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」