コーパス・クリスティ(読み)こーぱすくりすてぃ(英語表記)Corpus Christi

翻訳|Corpus Christi

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーパス・クリスティ」の意味・わかりやすい解説

コーパス・クリスティ
こーぱすくりすてぃ
Corpus Christi

アメリカ合衆国、テキサス州南部の港湾・保養都市。人口27万7454(2000)。ニュー・エセス湾の入口にあるコーパス・クリスティ湾に面し、メキシコ湾との間にはマスタング島がある。石油天然ガス地帯にあり、石油精製、化学、食品加工、アルミニウムなどの工場がある。おもな輸出品は綿花、石油、穀物、化学製品である。この地方の温暖な気候と海水浴場および釣りなどの施設により、有名な観光・保養都市でもある。1839年に交易所が建設され、19世紀の終わりに鉄道が敷設されると、ウシヒツジの移出港として発展した。1913年には近くで天然ガスが発見され、26年にはマスタング島を通る水路が開設されて、工業・港湾都市となった。コーパス・クリスティ大学、デル・マー大学の所在地でもある。

[菅野峰明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「コーパス・クリスティ」の意味・わかりやすい解説

コーパス・クリスティ

米国テキサス州,メキシコ湾西岸の港湾都市。綿花,石油,水産物積出港。製油工業が盛ん。30万5215人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android