コンラート[2世](読み)コンラート

百科事典マイペディア 「コンラート[2世]」の意味・わかりやすい解説

コンラート[2世]【コンラート】

ドイツ国王(在位1024年―1039年),神聖ローマ皇帝(在位1027年―1039年)。ザリエル朝の祖。ポーランド支配下置き,再度のイタリア遠征でブルグントを獲得,国内諸侯をおさえ,次代ハインリヒ3世とともに帝権最盛期を築いた。シュパイヤー大聖堂の建立者。

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世界大百科事典 第2版 「コンラート[2世]」の意味・わかりやすい解説

コンラート[2世]【Konrad】

990?‐1039
ザリエル朝初代のドイツ国王(在位1024‐39),神聖ローマ皇帝(在位1027‐39)。シュパイヤー伯ハインリヒの子。ザクセン朝断絶ののち国王に選ばれ,ザリエル朝を開いた。ポーランド,ブルグントを支配下に置き,また多くのドイツ人司教を任命して北イタリア支配を固めた。国内では王領地の拡大により王権の強化を図り,家人ミニステリアーレ階層を保護して,封土の世襲化を認め,これにより有力諸侯の自立化を抑えた。

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