日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンポン・チャム」の意味・わかりやすい解説 コンポン・チャムこんぽんちゃむKompong Cham カンボジア南東部、コンポン・チャム州の州都。首都プノンペンの北東70キロメートル、メコン川右岸に位置する。米、トウモロコシ、綿花などの集散地で、地方商業の中心地である。人口5万7500(2003推計)。南方3キロメートルに8~9世紀の王宮跡といわれるワット・ナコールの遺跡がある。コンポン・チャム州はカンボジアでもっとも人口の多い州として知られ、米、ゴム、トウモロコシなどの産地で、ベトナム国境近くのミモトにかけて、フランス領時代からゴム園が多い。[菊池一雅] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例