コンコード(アメリカ合衆国、ニュー・ハンプシャー州)(読み)こんこーど(英語表記)Concord

翻訳|Concord

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

コンコード(アメリカ合衆国、ニュー・ハンプシャー州)
こんこーど
Concord

アメリカ合衆国、ニュー・ハンプシャー州の州都。メリマック川西岸にある。人口4万0687(2000)。同州の行政、経済、工業の中枢都市であるほか、交通の要地としても重要で、印刷・出版業を中心に電子工業や革製品、木製品、繊維衣料など多種の工業が立地する。ワシントンDCにある国会図書館に使用されたコンコード大理石の産地としても有名である。1808年州都となり、53年に市制が施行された。1815年のミドルセックス運河の開通により急速に町が発展し、西部開拓に重要な役割を演じた駅馬車の車体をつくる合衆国最大の工場もあった。市の中央部に位置するシビックセンターには、大理石建築の州議会議事堂をはじめ、図書館、市民ホール、歴史記念館などが集まり、市民の憩いの場でもある。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android