コヒマワリ(読み)こひまわり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コヒマワリ」の意味・わかりやすい解説

コヒマワリ
こひまわり
[学] Helianthus decapetalus L. var. multiflorus hort.

キク科(APG分類:キク科)の耐寒性多年草。ヘリアンサスと称し、北アメリカ東部原産のノヒマワリから改良された園芸品種数種の総称地下茎は先端でやや球状に肥大する。茎は高さ0.6~1.5メートルとなり上部で分枝し、8~9月、径5~7センチメートルの黄色花を開く。一重咲きと八重咲きがあるが、一般には八重咲きのものが花壇や切り花に利用される。品種には、フローレプレノ、グランディフロラ、グランディプレヌス、マーヨルなどがある。

 じょうぶでつくりやすく、よく繁茂する。繁殖株分けにより、春または秋、日のよく当たる所に、2~3年は植え替えをしなくてもよいように、株間30センチメートル以上として植える。肥料はやや少なめとする。

[魚躬詔一 2022年2月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例