コッホの原則(読み)コッホノゲンソク

デジタル大辞泉 「コッホの原則」の意味・読み・例文・類語

コッホ‐の‐げんそく【コッホの原則】

ドイツの細菌学者ロベルト=コッホが提唱した、感染症病原体を特定するための三原則。(1)第一原則。ある病気のすべての症例に対し、同じ微生物が見出されること。(2)第二原則。感染者の体外で、その微生物を単離して培養できること。(3)第三原則。その培養した微生物を他の動物に感染させた場合、同様の病気を発症すること。のちに快復期の患者に病原体について特異的な抗原抗体反応が起こることを第四原則とする場合がある。コッホの条件

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android