コダイ・システム(読み)こだいしすてむ

世界大百科事典(旧版)内のコダイ・システムの言及

【音楽教育】より

… 音楽教育の改革は各国でも試みられている。一つは西欧の古典近代の圧倒的影響の下で,民族音楽を尊重しようとする動きであり,ハンガリーでバルトークとその盟友コダイが民族固有の音楽に着目し,わらべ唄を出発点として音楽教育の体系を基礎からつくり変える努力を重ね,コダイ・システムとして国際的にも注目される体系がつくられたのはそのすぐれた事例である。第2は普通教育と並行して学校教育の初期の段階から音楽専門の学校を設け,演奏家など専門家を養成しようとする方式であり,これは社会主義国に多い。…

【コダイ】より

…一方,25年以後子どものための多くの合唱曲を書いた。これらの曲に示された,子どもたちの心を音楽によって豊かにしようという熱意は,今日〈コダイ・システム〉と称されて世界的に普及している〈わらべ歌や民謡に基づく音楽教育〉の基になっている。ブダペストにおいて,数々の国家的栄誉に包まれて84歳の生涯を閉じた。…

※「コダイ・システム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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