コクショクトコン(読み)こくしょくとこん

世界大百科事典(旧版)内のコクショクトコンの言及

【トコン(吐根)】より

…古くから南アメリカの現地民がアメーバ赤痢治療に使用していたが,ヨーロッパでは17世紀末にオランダの医師エルベシウスがこれを用いてルイ14世の王子らを治療して以来,赤痢や下痢の特効薬として広まった。 トコンのほかに薬用で吐根として利用されるものにコロンビア原産のカルタゲナトコンC.acuminata Karst.,グアテマラからボリビアに分布するコクショクトコンC.emetica Pers.がある。属は異なるがアカネ科でブラジル原産のRichardia scabra L.の根も吐根(英名false ipecac)として利用される。…

※「コクショクトコン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android