世界大百科事典 第2版 「コイ・コイン」の意味・わかりやすい解説
コイ・コイン【Khoi Khoin】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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…クリック(インフラックス)の数は[/][≠][][!]の4種,クリック・アカンパニメント(エフラックス)の数は,ナマ語で5種,コラ語で6種あるという(なお,クリック(吸着音,舌打音)に関しては詳しくは〈コイサン語族〉の項目を参照)。コイ・コインに対してかつてはホッテントットという蔑称が使われたが,その由来は,初期のオランダ系移民がクリック音をhotとかtotとしか聞き取れず,このためhottentotと呼ぶようになったという説などがある。【加賀谷 良平】。…
…赤道をはさんで同心円状に,熱帯雨林,サバンナ,砂漠,地中海気候帯と多様な自然をもっている。サハラ砂漠をはさんで,北は西アジア・地中海世界とひとつづきのハム・セム系の文化をもつ白人(コーカソイド)が支配的な白人アフリカ,南は,ピグミーやコイサン(サン,コイ・コイン)の非黒人先住民と,おそらく北西部から移住拡散した黒人(ニグロイド)の世界,すなわち黒人アフリカである。規準のとり方にもよるが,黒人アフリカだけで800近い異なる言語が話されているといわれる。…
…人口約6万。コイ・コインとともにその言語はコイサン語族に属し,吸打音音韻(クリック)を頻繁に用いることに特徴がある。三大方言群からなるといわれていたが,近年第4のグループの残存が確認された。…
…アフリカ南西部に住む原住民コイサン(コイ・コインとサン)の成人女性では,皮下に多量の脂肪が蓄積するために,臀部(しりの部分)がいちじるしくふくらみ,後方に突き出るという特異な体型が見られる。この身体的特徴を,人類学で脂臀と呼ぶ。…
※「コイ・コイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...