コアツアコアルコス(読み)こあつあこあるこす(英語表記)Coatzacoalcos

デジタル大辞泉 「コアツアコアルコス」の意味・読み・例文・類語

コアツアコアルコス(Coatzacoalcos)

メキシコ東部、ベラクルス州都市。旧称プエルトメヒコカリブ海カンペチェ湾に面する港湾都市で、太平洋岸のサリナクルステワンテペック地峡を横断する鉄道で結ばれる。周辺同国を代表する油田地帯で、石油化学工業発達コアツァコアルコス

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コアツアコアルコス」の意味・わかりやすい解説

コアツアコアルコス
こあつあこあるこす
Coatzacoalcos

メキシコ東部、ベラクルス州東部の港湾都市。テワンテペック地峡の北端、カンペチェ湾に注ぐコアツアコアルコス川の河口に位置する。人口22万5973(2000)。太平洋岸のサリナ・クルスと結ぶテワンテペック鉄道の終点である。パナマ運河開通により、太平洋とメキシコ湾を結ぶこの鉄道の意義は薄れ、スペイン語で「メキシコの港」の意の旧称プエルト・メヒコを原地名(神の名)に復した。周辺はメキシコ第一の油田地帯で、従来の木工業のほかに石油化学工業が発達している。

[高木秀樹]

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