ゲーム
※白い朝(1938)〈
豊島与志雄〉「二人はトランプをしてあそんでゐました。占ひめくりのやりっこや、子供らしいゲームです」
※松蘿玉液(1896)〈正岡子規〉七月二三日「彼れ攻め此れ防ぎ各々防ぐ事九度、攻むる事九度に及びて全勝負(ゲーム)終る」
※
破戒(1906)〈島崎藤村〉五「敵方の揚げる『勝負有
(ゲエム)』の声は、拍手の音に交って」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典内のゲームの言及
【玩具】より
…具象形態の玩具は模倣願望を満足させながら,人間社会のできごと,約束ごと,人と人のふれ合いなどを遊びの中で反復し,より確かなものにしていく役割を果たしており,抽象形態の玩具は多角的に想像力を駆使し,工夫して遊びを生み出し発展させるという点で,創造力の開発に寄与しているといえる。1本の紐を輪にしたことから生まれるあやとりの無限の発展,一つの球体が生み出す数えきれぬほどのゲームや遊びがそれを証明している。模倣と創造,人間が成長していくうえで,人類が進歩していくうえで,欠くことのできぬ二つの要素が,きちんと玩具の機能の中にふまえられている。…
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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報