ゲル・マン(読み)ゲルマン

百科事典マイペディア 「ゲル・マン」の意味・わかりやすい解説

ゲル・マン

米国の物理学者。イェール大学卒,プリンストン高等研究所員,シカゴ大学助教授を経て,1956年カリフォルニア工科大学教授。素粒子論を研究,西島和彦中野董夫独立にパリティ子論の概念確立(1953年),対称性原理に基づき素粒子分類,グザイゼロ粒子発見の基礎をつくった。またすべての素粒子を8個の基本粒子複合として説明する八道説や,基本粒子クォークquarkから導出する理論提唱。1969年ノーベル物理学賞。
→関連項目素粒子

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