日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケレス(小惑星)」の意味・わかりやすい解説
ケレス(小惑星)
けれす
Ceres
小惑星。1801年1月1日、イタリア、シチリア島のパレルモ天文台長ピアッツィが発見した第一号小惑星。数学者ガウスにより軌道が計算され、火星と木星の間で太陽の周りを公転する新惑星であることが確かめられた。軌道の半長径2.77天文単位(4億1400万キロメートル)、離心率0.078、軌道傾斜角10.6度、公転周期4.6年である。衝のころの平均光度は7.9等で、直径は1003キロメートルと求められており、表面の反射能は0.054でかなり暗い色をしている。2006年以降、国際天文学連合(IAU)総会で定義された準惑星となる。
[村山定男]
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