ケリドン酸(読み)ケリドンサン

化学辞典 第2版 「ケリドン酸」の解説

ケリドン酸
ケリドンサン
chelidonic acid

4-oxo-4H-pyran-2,6-dicarboxylic acid.C7H4O6(184.10).ケシ科クサノオウChelidonium majusをはじめ,多くの植物に含まれているが,アセトンシュウ酸ジエチルから合成することもできる.針状晶.融点257 ℃(分解).λmax 200 nm(ε 11500).熱水に可溶.[CAS 99-32-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケリドン酸」の意味・わかりやすい解説

ケリドン酸
ケリドンさん
chelidonic acid

γ-ピロン-2,6-ジカルボン酸のこと。化学式 C7H4O6ジェルバ酸ともいう。クサノオウ (ケシ科) などに存在する天然ジカルボン酸。針状晶。融点 262℃。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android