ケノデオキシコール酸(読み)ケノデオキシコールサン

化学辞典 第2版 「ケノデオキシコール酸」の解説

ケノデオキシコール酸
ケノデオキシコールサン
chenodeoxycholic acid

(3α,5β,7α)-3,7-dihydroxy cholan-24-oic acid.C24H40O4(392.58).ケノジオールともいう.鳥類,ほ乳類,魚類の胆汁中に広く分布している.白色結晶.融点119 ℃.+11.5°.水に不溶,エタノール酢酸に易溶,エーテルに難溶.胆汁酸製剤,コレステロール胆石溶解剤として使用される.LD50 > 5000 mg/kg(ラット雄,経口).[CAS 474-25-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ケノデオキシコール酸」の解説

ケノデオキシコール酸

 C24H40O4 (mw392.58).

 3,7-ジヒドロキシコール酸.一次胆汁酸一つ腸内細菌により二次胆汁酸であるリトコール酸へ変換される.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android