グーベン(英語表記)Guben

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グーベン」の意味・わかりやすい解説

グーベン
Guben

ドイツ東部,ブランデンブルク州の都市。コトブス北東ポーランドとの国境をなすナイセ川西岸に位置する。初めウェンド人の集落としてナイセ川の両岸に発達し,1235年に都市権を獲得。 17世紀には繊維工業が隆盛となった。第2次世界大戦では大きな被害を受けたうえ,ナイセ川の東岸部分はポーランド領 (グビン) となった。金属工業のほか機械,化学繊維などの工業も立地。旧東ドイツの初代大統領ウィルヘルム・ピーク (1876~1960) の生誕地で,彼にちなんで 1961~90年にはウィルヘルムピークシュタットグーベンと呼ばれた。人口3万 6890 (1980) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android